赤ちゃんポストは誰を救うか

親が育てられない新生児を匿名で受け入れようと、熊本市の慈恵病院が計画している「赤ちゃんポスト」が5日、正式に許可されました。

「命を救うための緊急措置」と評価される一方、「捨て子の奨励につながる」との声もあるそうな。

病院としては育児放棄や虐待から子供を救いたいとの措置だとは思いますが、その理念が捻じ曲げられてしまう危険性はあると思います。

安易に子供を捨てる親は現在でも多くいるわけで、そういった親たちにとっては「合法的に子供を捨てられる場所」として認知されてしまう可能性は指摘されているとおりだと思います。

厚生労働省が出産や育児に悩みをもつ親のために児童相談所や市町村などが設けている相談窓口の周知を徹底するよう通知した措置は、ある程度このような親に対しては有効かも知れません。

しかし、そういった最初から親として不適格な人達だけでなく、必死で育てようともがく人たちにとっても、子供を捨てる免罪符もしくは安易さを生み出してしまうのではないでしょうか。

今後、熊本市周辺では「障害児の親」が激減あるいは居なくなるような気がします。
待望の子供を授かって、生まれてみたら障害があった。という場合に、本来ならその子供を育てていくであろう夫婦に「赤ちゃんポスト」が今までになかった選択肢を与えてしまう。

ダウン症やその他の染色体異常、脳性麻痺や奇形等の生まれて直ぐに分かるような障害児が生まれた場合、「赤ちゃんポスト」という選択肢が「普通の夫婦」を狂気に走らせることに、なりはしないでしょうか。

慈恵病院の子供を救おうとする理念はたいへん立派で、その行動力にも敬意を表したいと思います。
その理念が曲げられ、「障害児捨て場」にならないことを切に願います。
posted by ぷあワーカー at 00:11 | Comment(1) | TrackBack(0) | 感心した事
この記事へのコメント
はじめまして

突然のコメント失礼致します。

私のサイトで、こちらの記事を紹介させて頂きましたので
ご連絡させて頂きました。

http://babyif.blog96.fc2.com/blog-entry-427.html
Posted by 子育て情報局 at 2007年04月09日 11:51
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